園芸資材・農業資材・造園資材・花材の総合問屋、青森県平川市(弘前市のすぐそば)末吉商店です。植木鉢、肥料、園芸用・農業用の用土、薬品、造花、しめ縄、苗、球根・縄、ムシロ、カメなど東北で一番の取り揃えでお客様のご要望に応えます。

凍結防止剤と融雪剤

雪や氷の塊対策として

凍結防止商品もうすぐ寒い雪の季節となってきますが、雪や氷などの除雪は毎冬のこととはいえ重労働となります。
夜間に氷点下まで気温が下がると、昼間に降った雪や雨が再び凍結してしまい、明け方にはガッチガチの氷の塊となってしまいます。
このような場合に役に立つのが凍結防止の商品ですが、大きく分けると2種類ございます。

『凍らせない』凍結防止剤

凍結防止剤として市販されている商品には2つの種類が多く見受けられます。
『塩化ナトリウム【NaCl】』と『尿素』がよく市販されています。

○塩化ナトリウム

凍結防止商品塩化ナトリウムがもっとも身近にある商品でいえばそれは“食塩”です。
塩化ナトリウムの水溶液は塩化カルシウムと同様に凝固点が水より低いので、凍結防止の効果があります。
似たような効果のある商品として、『塩化マグネシウム』も市販されております。
一番の利点は他の凍結防止剤に比べて安価である傾向があります。

塩
○尿素

農業用肥料尿素という物質は水に溶けやすく、水に溶けた水溶液は吸熱性があります。
ただし塩化ナトリウムや、塩化カルシウムよりは凝固点がマイナス12℃程度と効き目としてはあまり良くないと言われています。また、価格的にも高価な場合が多いので使用されている方は少ないかもしれません。
この尿素を利用した凍結防止剤の利点はズバリ“錆びにくい”という点です。
塩化物を散布した場合、どうしても混合された雪や水が車や機械に付着してしまいます。尿素には塩化物が含まれないために錆びにくいのです。

家庭園芸用肥料

『溶かす』融雪剤

凍結防止商品市販されている融雪剤で原料として多く見かけるのは『塩化カルシウム【CaCl2】』と言われる物質です。
“塩化カルシウム”と言ってしまうと「どんな物?」と思いますが、身近な商品ではタンスや押し入れの湿気取りなどに塩化カルシウムが使用されております。
この塩化カルシウム、水に溶けると発熱する性質の物質で雪や氷を溶かすことから“融雪剤”と言われております。
さらに、水に溶けた塩化カルシウムは凝固点(つまり水が氷になる温度)を下げる性質もあるので凍結防止の機能も備わっております。

塩化カルシウム

植物などには気をつけて

凍結防止剤を撒く際の注意花壇やお庭周りなどに融雪剤を散布する場合は注意が必要です。
塩化物の融雪剤は散布された場合、塩化物の水溶液となって溶けだし植物の生育を妨げる塩害の原因となります。
一方で尿素を原料とした融雪剤を散布した場合は、尿素に含まれる窒素分が土壌に豊富になりすぎてしまい、こちらも生育障害を起こす原因となってしまいます。
お庭・花壇・畑などの雪消しには『くん炭』をオススメいたします。

なぜ『くん炭』が雪消しに?

融雪みなさんは“雪だるま”が溶けているのを見たことがありますか?大体の場合顔などの雪に色を付けた部分から溶け始めていると思います。
これは黒色など色を付けた部分には熱が堪りやすく、その周辺から雪が解け始めるためです。
この作用を使うのが“くん炭”を畑などに散布して『消雪剤』として使用する方法です。
くん炭写真のように畑に散布されたくん炭は、日光による熱を吸収して周辺の雪を溶かし始めます。また、くん炭は雪に溶けても、土壌に溶け込んでも植物には害を与えません。元々くん炭は土壌改良材として畑の土に混ぜ込むなどして使用されたりもします。

凍結防止剤・融雪剤のまとめ

凍結防止剤や融雪剤・消雪剤を表にまとめてみました。
くん炭は太陽光の熱を吸収して周辺の雪を溶かす作用ですので、凍結防止剤とは申せませんが、雪が積もっている畑に散布すると消雪効果があるので、表に記載しております。

材質 凍結防止の効果 融雪効果(発熱) 植物への害
 塩化ナトリウム 強い しない 塩害
 塩化カルシウム 強い する 塩害
 尿素 弱い しない 豊肥
 くん炭 ない しない ない

凍結防止剤を扱っております

凍結防止商品弊社でも一般家庭用などで使用しやすい5㎏・10㎏サイズの凍結防止剤を取り扱っております。商品の原材料は安価で使用しやすい塩化マグネシウムです。

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