園芸資材・農業資材・造園資材・花材の総合問屋、青森県平川市(弘前市のすぐそば)末吉商店です。植木鉢、肥料、園芸用・農業用の用土、薬品、造花、しめ縄、苗、球根・縄、ムシロ、カメなど東北で一番の取り揃えでお客様のご要望に応えます。

室内の観葉植物についた害虫対策

植物を部屋に取り込むと・・・

冬になる前に花や観葉植物の鉢植えを室内に取込んで楽しんでいる方は多くいらっしゃると思います。
しかし、元々外で育てていた植物には幹や葉っぱ、土の中にも虫たちが潜んでいる可能性があります。
屋外だと寒くておとなしくしていた虫達も、暖かい室内に入ることによって活動を活発にしてしまうこともあり、見つけた人は不快になるし、どうにかして退治したいと悩んでしまうと思います。
今回はそんな場合の応急的な対処方法をご紹介致します。

殺虫剤・殺菌剤は屋外で

屋外で育てている植物ですと、風通しの良い晴れた日などに薬剤を散布するなどして害虫や病気を駆除する方法が有効となりますが、密閉された室内では使用できません。
一時的に外に出して薬剤散布するのも出来るかもしれませんが、厳冬期の北国ではそういう訳にもいかないと思います。
下にリンクしてあるPDFファイルは国民生活センターが園芸用品の使い方について警鐘を鳴らしているものですが、この時ですら屋外で使用していると考えて作成されているようです。
特に子供やペットがいる家庭では誤飲や気化によるガスの発生で思わぬ事故を起こしてしまう可能性があるので、薬剤の室内使用はしないほうが良いでしょう。

☛PDFファイルはこちら☚
国民生活センター 園芸用品の使い方に注意!

まずは水際作戦で

室内園芸元々室内で育てている植物ですとそのような心配はあまりないのですが、屋外で育てている植物であれば、日常的に虫達が住み着いていると思っても過言ではありません。
ではどのようにすれば室内に虫を連れ込むことは無くなるのか?数点あげてみたいと思います。

1.目視による害虫駆除

室内園芸一番確実なのは室内に取込む前に、良く鉢植えを観察して害虫が付いているのであれば除去してしまう方法です。鉢の表面などを良く洗う、鉢の表土を2~3㎝削って無菌のバークチップや赤玉土などで覆土するのも有効なようです。

2.薬剤による害虫駆除

室内園芸殺虫剤や殺菌剤を屋外でしっかり散布して、害虫などを駆除してから室内に取込むのも有効な方法です。薬剤散布した後に、鉢全体をビニール袋で覆うなどすると更に効果が高まります。
しかし、この方法を選んだ場合に気をつけてほしいのは、薬剤を散布したら2週間程度は屋外で管理して薬剤の効果が薄まってから取込んでください。
また、殺虫剤でも粒剤などのガスを発生させて駆除するタイプの薬剤では室内でもガスを発生させてしまう為にこの方法は使えません。

3.鉢ごと水に沈める

植え込みしている鉢より深いバケツなどを選び、鉢の部分が完全に水に浸かるくらいに水を張り、鉢の土が浮いてこないように静かに植物を植え込んだまま沈めます。
10分~15分程度そのままにしておくと、幼虫や卵が浮いてきますので網ですくい取って駆除します。
あまり寒い時にこの方法を用いると、植物自体が凍えてしまい最悪の場合枯らしてしまうので、少し暖かい時期(完全な冬が来る前に)に作業をしてください。

室内で予防・防除する方法

外から取込む時に注意して取込んでも、時には害虫が出てきてしまう場合があります。
そうなったとき・ならない為に必要な事もご紹介いたします。

1.水やりや鉢皿の工夫

室内園芸植物によっても異なりますが、中に取込んだ植物は2~3日に1回の水やりでも枯れることは無いはずです。水やりのころ合いは土の中に指を指してもまだ湿り気があれば大丈夫です。ただし、ストーブの付近などに置いている植物はとても乾燥している状態にあるので気をつけてください。
また、鉢皿の水が常に溜まっている状態だと害虫などの繁殖にはとても良い条件を与えてしまうので、水やり後は鉢皿の水はこまめに捨てましょう。

2.有機肥料は使用しない

室内園芸有機肥料はそれ自体も臭いを発生する物もありますし、有機=動物のエサということになるので、どうしても害虫は寄ってきます。室内に取込んだ植物には化成肥料や薄めの液肥で施肥をすると良いでしょう。

3.木酢・竹酢液の散布

室内園芸木酢液や竹酢液は木炭や竹炭を作る際に出た煙や水蒸気を冷やしてろ過したものです。
希釈して使用しますが、酢酸が含まれる液ですので忌避効果は高いと言われています。
ただし、正露丸や燻製のような燻った匂いがしますので、室内で使用する際には換気をしながら使用してください。

4.鉢ごと水に沈める

室内園芸先ほども紹介しましたが、水やりも兼ねてこの方法は使えます。特にシクラメンなどはジョウロで水やりをすると、跳ねた土が葉っぱに付いたりするとその部分が病気になるので有効な方法です。
ただし前にも述べましたが、夕方などの以後に寒くなる時間帯に作業すると植物を痛めてしまう原因にもなりますので、作業した後は暖かい場所で管理してください。

以前の冬場の園芸作業に関するページ

弊社のページで、以前に冬場の園芸作業について特集したページです。

初めてでもわかりやすい冬の室内園芸

植物の冬越しについて

晩秋・初冬の「雪囲い」作業に関してご紹介しているページです。

「雪囲い」の準備をお手伝い致します!

質問・問い合わせは、メール、お電話で受付けしておりますのでお気軽にご連絡ください。
お問合わせはこちら