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作った野菜の食べ頃は?

意外と難しい収穫のタイミング

家庭菜園 収穫 時機春に種や苗を植えた野菜も、すくすくと成長してもうすぐ収穫を迎える頃だと思いますが、「いつ収穫すると一番美味しいのだろう?」と思っておられる方も大勢いらっしゃるのではないかと思います。筆者も今年一番に収穫したトマトはまだ渋く、『失敗した!』と思った一人です。
今回は家庭菜園で育てられる代表的な野菜を数種類選んで、収穫のタイミングを調べてみました。収穫の参考にしていただければと思います。

ナス

家庭菜園 収穫 時機ナスの収穫は、ナスの花が開花してから20日~25日経った頃が収穫の時期となります。このナスの花についてはポイントがあり、一番花を確実に着果させるということです。
ナスを育て始めて、一番最初に咲く花のことを「一番花」と呼びますが、この一番花は、ナスを栽培するにあたり、とても大切な花です。
それは一番花を確実に着果させることが、「花を咲かせた時に実をならせるものなのだ」ということをナスに覚えさせることにつながります。
一番花を着果させずにいると、ナスは実をつけることを覚えず、樹ボケしやすくなり、その後の生育にも影響が出てしまうのです。一番花を確実に着果させるためには、人工受粉をしたりするなど、確実な着果を心掛けてください。
この一番花の着果でできる実は、まだ株が十分に育っていない時期ということもあり、実がなかなか大きくならずに小さいままになることも多く、味の方もあまりおいしくありません。そのため、かなり若い10㎝前後の大きさで収穫してしまい、その後の実については丁度良い大きさに成長したら順次収穫していきましょう。

トマト

家庭菜園 収穫 時機トマトは収穫時期を見極めるのが難しい野菜です。赤く熟したトマトを食べてみたら、見た目より硬かったり酸っぱかったりして、まだ食べ頃でなかったり、何て事も多いようです。収穫に適しているタイミングかどうかは、次の2つの点を観察して見極めて下さい。

・色の変化

赤い品種なら赤に、黄色い品種なら黄色にと、トマトのヘタ際まで、好みの濃さの色に変色しているかを確かめて下さい。
トマトはブドウのように実を着けるので、実る場所によって日の当たり方や時間が違います。その為に、色付くまでの時間にも必然的に違いが出てきます。
トマトを収穫する時は1つ1つ、全体が好みの濃さに色付いているか、しっかり観察しましょう。

・ヘタの状態

完熟しているかを見分けるにはヘタの部分にも注目して下さい。
未熟なトマトのヘタは開いていますが、完熟したトマトのヘタはひっくり返って閉じています。トマトをヘタから簡単に外せるかどうかも、完熟しているかの目安となります。簡単に外せる場合は完熟しています。ミニトマトの場合はこの状態が顕著に表れます。
大きいトマトの場合、簡単に外れない物も中にはありますが、その時はヘタから繋がっている茎に注目してみて下さい。茎が少し曲がっていて、そこを爪で引っ掻くようにした時に、すぐ外れれば、それも完熟しています。

キュウリ

家庭菜園 収穫 時機キュウリの成長はとても早く開花してからあっという間に実が大きくなっていきますが、収穫の目安となるサイズは、標準的なものであれば、だいたい18センチ~20センチが基準となります。
キュウリは開花してから1週間くらいで、だいたい18センチ以上になります。この基準より小さくても大きくても、食べるのに支障はありませんが、大き過ぎるものは、食味が悪くなります。

カボチャ

家庭菜園 収穫 時機カボチャの収穫の目安は、開花してから30日~50日位です。カボチャには雄花と雌花がありますが、雌花の開花日数を数えて下さい。雄花と雌花の区別は花びらの下部の膨らみを見ます。花びらの下に膨らみがあれば雌花、膨らみがなければ雄花だと思って下さい。
雌花が咲いて受粉して、かぼちゃが肥大するまでに要する日数が30日~50日の間と言われています。
この日数も、日本カボチャは30日~35日、西洋カボチャは40日~50日と品種によっても違うので、予め確認をしておきましょう。
因みに、スーパーによく出回るのは、ホクホクで甘みが強いのが特徴の西洋カボチャです。
咲いた花を見ると解りますが、咲き始めは雄花の方が多いです。伸びたツルの格節ごとに雄花が咲くのに対して、雌花は15節に1つ程しか咲きません。花の数の割にかぼちゃの数が少ないのはこの為です。

スイカ

家庭菜園 収穫 時機スイカは受粉した日から35日~40日、植え付けをしてから85~90日ほど経ったものが収穫に適していると言われています。この日数は、大玉スイカと小玉スイカでも少し差がありますし、品種や栽培環境によっても違ってきます。
種の入っていた袋や、苗についていたタグなどに、品種と収穫日数が記載されていることが多いのでチェックし、授粉日を記した札を果実のつるにつけておくと便利です。
品種さえ分かっていれば、インターネットで収穫日数を調べることも可能です。

・巻きひげの色を見る

実のついた場所のすぐ近くに、巻きひげが生えています。この巻きひげの状態によって、熟しているかどうかが分かります。巻きひげがまだ青く軟らかい場合は、熟していませんので少し待ちます。巻きひげの付け根まで、すべて濃褐色になり、硬くなったら、いよいよ収穫適期です。

・叩いた音で判断する

スイカが熟しているかどうかを確認するのに、昔から使われている方法は、スイカを叩いて音を聴くことです。
叩いた時の音が、高い音だと未熟な状態で収穫には早すぎます。逆に鈍くて濁ったようなボンボンという音がした時は、熟しすぎています。ポンポンと澄んだ音が鳴ったら、ちょうど収穫のタイミングです。この方法は、実際に試してみると、かなり難しいです。
未熟な状態のときに叩いてみてどんな音がするのかを確認したり、数をこなせば、聞き分けやすくなります。スイカの音を聞き分けるのは、少し経験がひつようとなります。

・葉の枯れ具合を見る

実のついた部分の周りに生えている葉が、だんだんと枯れてきたら、実も熟してきています。葉だけでなく、スイカの実を繋ぐツルも役目が終わったサインで、だんだんと枯れてきます。

・お尻のへそを見る

スイカの実のお尻に「へそ」のような薄茶色の部分があります。この部分は、熟してくると少し大きくなる傾向にあります。まだ実が小さいうちから「へそ」を観察しておき、大きくなった頃を見計らって収穫しましょう。

ピーマン

家庭菜園 収穫 時機ピーマンの収穫のタイミングは花が咲いてから15~20日位のまだ若い、緑色のピーマンの実を収穫します。大きさの目安としては大体6~7cm位となります。大きなピーマンを収穫しようと実を放っておくと株が弱る原因となります。目安の大きさになったら、多少小さ目でも早めに収穫(これを若採りと言います)します。
ピーマンは、実の見た目は収穫適期を過ぎても変化がありません。
実を取らずに長く残してしまうと株の成長が弱まり、後の収穫期間と収穫量が減ってしまう原因になります。長期間収穫を楽しむためにもできるだけ実が小さいうちに取って株を大きく成長させる方が良いでしょう。
たくさん実ができたときも、若いうちから収穫してしまいます。実は、じっくり作物が大きくなるのを待っていると、次に見たら大きくなりすぎていた…なんてことは、家庭菜園でよくあることです。
大きくなりすぎた作物は、種が目立ったり、皮が分厚かったりして食べ応えに欠けます。
好みが分かれるところではありますが、株を老化させたくないなら若採りをお勧めいたします。

エダマメ

家庭菜園 収穫 時機エダマメは収穫時期がかなり短いので、莢の中の実が全て膨らむのを待ってから収穫すると、あっという間に収穫のタイミングを逃してしまいます。全体の8割に次のような特徴がある場合、美味しく食べ頃なので、早めに収穫して下さい。

・全体的に緑色

食べ頃のエダマメは葉、茎、サヤが鮮やかな濃い緑色をしています。日が経つと、これら緑の部分が黄色や茶色に変色する過熟状態となります。
この状態になると、エダマメの味が抜けている可能性があり、食べ頃と言い辛くなります。因みに、葉、茎、サヤが黄色くなりカラカラになった状態で収穫すると大豆になります。

・サヤが張っている

サヤが張って均等に膨らんでいる枝豆は、良く育っている証拠です。実が膨らみ過ぎてサヤがパンパンな枝豆は、香りや食味が落ちている可能性があります。

・節の間隔と莢の密生度合

枝の節同士の間隔が狭く、莢が密生していたら、枝豆が良く育っている証拠です。

トウモロコシ

家庭菜園 収穫 時機トウモロコシは、花が咲いたら錦糸が出てきます。それから20日~25日が収穫できるかを見分ける時期となります。なので、最初に錦糸が出てきた日を把握しておいて下さい。
この時期も品種によって若干異なるので、予め確認しておいて下さい。
トウモロコシは収穫期間がかなり短く、収穫の見極めも難しい作物です。完璧に美味しいトウモロコシを収穫できる期間は、2~3日しかありません。収穫が早いと色が白く、実の詰まりが悪く、水分が多くて実が柔らかくなります。
逆に、収穫が遅いと粒の表面に凹みや皺ができてしまったり、水分が少ないので実が硬くなります。それだけでなく、トウモロコシの糖分も減って特有の甘みが無くなり、全体的に品質が落ちてしまいます。トウモロコシは荒れ地でも育つ程丈夫な作物で、植え付けをすれば、後は殆んど世話が要らない作物ですが、貴重な2~3日を逃さない為にも、開花してからの観察は充分に行って下さい。

・錦糸の状態も見分けるポイント

トウモロコシの株数が多くて日数を把握できない。そんな場合、錦糸の状態や色を観察して下さい。錦糸の出現始めは、薄い黄緑色をしています。しかし、収穫の時期が近付くに連れて、薄茶色、茶色、焦げ茶色と色が変化していきます。錦糸が焦げ茶色になって、枯れ始めたら収穫時期はすぐそこです。

・収穫する時を見分けるポイント

トウモロコシは収穫の見極めが難しい作物の1つです。錦糸の状態だけでタイミングを見極めると、早採りになる可能性があります。より正確な収穫のタイミングを見極める為にも以下の部分も観察して下さい。

・感触

全体的にふっくらしていて、実が硬く締まって充実していれば収穫の時期です。まだ柔らかいようなら、そのままにして実が絞まるのを待ちます。

・雌穂と皮の色

収穫時期が近付くと、雌穂の先端部が黄色に、皮の緑色も濃く変化してきます。

・実の様子

収穫時期が近付いてきたら、皮を捲って実の様子も見て下さい。先の方まで充分に膨らんでいるか、先端の粒が丸みを帯びているか、色が鮮やかな黄色か。膨らみや丸みが十分で無い場合や、粒の色が白っぽかったら、収穫の時期はもう少し先です。

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