園芸資材・農業資材・造園資材・花材の総合問屋、青森県平川市(弘前市のすぐそば)末吉商店です。植木鉢、肥料、園芸用・農業用の用土、薬品、造花、しめ縄、苗、球根・縄、ムシロ、カメなど東北で一番の取り揃えでお客様のご要望に応えます。

園芸歳時記 2月号

園芸に関係する四季折々の気候や、栽培情報などを園芸歳時記と題して月ごとにご紹介しております。
これからどのような気候になるのか?どんな植物を育て始めようか?と思われている方のご参考にしていただければ幸いです。
過去に等ホームページで特集した事柄も、この時期に閲覧していただきたい内容を抜粋しておりますので、どうぞご閲覧ください。

如月<きさらぎ>

春の園芸 2月日本では旧暦2月を如月(きさらぎ、絹更月、衣更月と綴ることもあります)と呼び、現在では新暦2月の別名としても用いることもあります。
「如月」は中国での二月の異称をそのまま使ったもので、日本の「きさらぎ」という名称とは関係がないとされております。
また、「きさらぎ」という名前の由来には諸説あります。
○旧暦二月でもまだ寒さが残っているので、衣(きぬ)を更に着る月であるから「衣更着(きさらぎ)」とする説。
○草木の芽が張り出す月であるから「草木張月(くさきはりづき)」とする説。
○前年の旧暦八月に雁が来て、更に燕が来る頃であるから「来更来(きさらぎ)」とする説。
○陽気が更に来る月であるから「気更来(きさらぎ)」とする説。
他にも梅見月(むめみつき)、木目月(このめつき)等の別名もあります。
旧暦二月は新暦では3月ごろに当たり、梅の花が咲く時期です。

2月の二十四節気

立春 【2月4日】

冬が極まり春の気配が立ち始める日とされています。
『暦便覧』には「春の気立つを以って也」と記されており、冬至と春分の中間に当たり、昼夜の長短を基準に季節を区分する場合は、この日から立夏の前日までが春となります。
九州など暖かい地方では梅が咲き始めます。
二十四節気が成立した中国内陸部は大陸性気候のためこの時期は気温が上がり始めおりますが、海に囲まれた日本列島ではずれ込み、立春の頃に寒気や荒天のピークとなることが多いです。
南岸低気圧の発生も立春を境に多くなり、平成26年には豪雪によって関東で記録的な大雪になったのも立春後のことでした。

雨水 【2月19日】

空から降るものが雪から雨に変わり、雪が溶け始めるころです。
『暦便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と記されており、実際は積雪のピークであり、それゆえ、この時節から寒さも峠を越えたと見ることもできます。
春一番が吹き、鶯の鳴き声が聞こえ始める地域もあります。
昔から農耕の準備を始める目安とされてきました。

2月に農作業の始まる野菜

2月に種撒き、苗の定植などが始まる野菜の一例をご紹介致します。
※寒冷地や、温暖な地域などで差が出る場合もありますので、作付する地域の気候に合うように農作業を始めることをお勧めいたします。

作物名 一年/多年 生育温度 種まき 苗植え 旬の収穫時期
 青唐辛子 一年生 20~30℃ 2月~5月 4月~7月 7月~9月
 アスパラガス 多年生 15~20℃ 2月~4月 4月~7月 4月~6月
 貝割れ大根 二年生 20℃前後 年中 年中 年中
 カリフラワー 一年生 15~25℃ 年中 年中 11月~3月
 キャベツ 一年生 15~20℃ 年中 年中 12月~6月
 くわい 多年生 20~30℃ 2月~4月 11月~2月
 さやえんどう 一年生 15~20℃ 10月~8月 4月~6月
 ししとう 一年生 22~30℃ 2月 4月~5月 6月~8月
 ズッキーニ 一年生 20℃前後 2月~6月 4月~6月 6月~9月
 そらまめ 一年生 15~20℃ 1月~3月 2月~4月 4月~6月
 玉ねぎ 多年生 15~20℃ 2月~3月 4月~5月 3月~4月
 唐辛子 一年生 20~30℃ 2月~5月 4月~7 7月~9
 トマト 多年生 20~30℃ 2月~5月 4月~7 6月~8
 なす 一年生 20~30℃ 2月~3月 4月~6 7月~9
 ブロッコリー 多年生 15~20℃ 2月~4月 3月~5 11月~3
 ほうれんそう 一年生 15~20℃ 年中 年中 11月~2
 みょうが 多年生 20~25℃ 2月~4 6月~10
 芽キャベツ 一年生 15~20℃ 年中 年中 12月~1
 レタス 一年生 15~20℃ 2月~9月 3月~10 4月~8

 

2月頃にお読みいただきたいページ

実践 土壌の酸度調整

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難しく思われがちな土壌の酸度調整ですが、意外と手軽に出来ちゃいます!
土壌の酸度調整は雪が消えて、作付する前にお勧め致します!

土壌をケアして来年は収量アップ!

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土壌をふかふかにする方法や、酸度調整、微生物の大切さなど、これから植物を育てるための土壌環境について特集したページです。

凍結防止剤と融雪剤

☜結防止剤と融雪剤春の園芸 2月に関するリンクはこちら
北国に暮らしていると、毎日の除雪作業は重労働です。
凍結防止剤や、融雪剤を使用することにより、除雪の重労働を軽減できるほか、融雪剤を撒けない耕作地では、雪消し剤として”くん炭”をお勧め致します。

 

 

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