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液体除草剤の特長

除草剤の形状は液体と粒剤の除草剤があります。どちらも“草を枯らす”という効果は同じですが、使い方や使うときの状況によって異なります。
今回はとくに液体除草剤について詳しくご説明してみます。
除草剤については、過去にも特集した記事がございますので、そちらも併せてご参考にしていただきたいと思います。

液体除草剤 散布 特長☜除草剤の撒き方に関する特集はこちら

 

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伸びた雑草に最適

液体除草剤 散布 特長液体除草剤は、そのほとんどが“茎葉処理型(けいようしょりがた)”と呼ばれるタイプの除草剤で、特長として既に生えている茎や葉に直接散布することにより、除草剤の効果が表れるタイプです。
雑草に直接散布するので、除草効果が表れるのが比較的早く、雑草を枯らし終えると微生物や日光などで分解されやすいので、除草剤を散布した後の土壌でも植物を栽培出来る場合 (個別の除草剤により違いはあります)もあります。
一方で土壌への作用は限定的ですので、除草効果が粒剤タイプのものと比べて短いという欠点もあります。
除草効果が長いものを探すのであれば、粒剤タイプの除草剤がお勧めで、こちらは“土壌改善型(どじょうかいぜんがた)”除草剤と呼ばれるものが多いです。

畑や花壇に使用できる除草剤もある

液体除草剤 散布 特長家庭菜園や花壇などのように、枯らしたい草にのみに作用させるには茎葉処理型に多い液体除草剤が使いやすいです。加えてすでに雑草が生い茂ってしまっている場合など、今すぐ雑草を取り除きたい場合にも即効性のある液体除草剤が向いています。
一方で、土壌改善型(粒剤)の除草剤は雑草に限らずほとんどの植物の生育を抑え、効果の持続が長いことから、駐車場や空き地などに多く使用されます。
短期的に草を枯らしたいか、長期的に草の生育を止めたいか、目的によって除草剤を使い分けましょう。

適用表は必ず読みましょう

植物に使用できる除草剤には必ず適用表が印刷されています。この適用表の中身によって大きく3つに分類することが出来ます。
分類は以下のとおりです。

〇農耕地用除草剤(登録除草剤)

植物を育てている場所に使用できる除草剤です。
農薬としても農林水産省に届出を出しています。使用できる植物は適用表に書いてある植物に限定されるので、よく適用表を読みましょう。

〇非農耕地用除草剤(登録除草剤)

農作物を育てていない場所でしか使用できない除草剤です。
こちらも農薬として農林水産省に届出は出しておりますので、樹木のある駐車場・道路・運動場・宅地などに使用することが出来ます。

〇無登録除草剤

農林水産省に届出されていない除草剤です。
前出2つの除草剤とは違い、商品のパッケージに登録番号が記載されていないのが一番の見分けポイントです。
農薬ではないので、道路や駐車場などで使用する場合でも、付近に樹木等があった場合には使用出来ません。使用範囲が非常に限られる除草剤です。

雨天では効果半減以下

液体除草剤 散布 特長液体除草剤の場合、雨上が止んだ直後などは散布に適していません。雨が降った直後は雑草の茎や葉に水滴がついているため、除草剤をまいても水滴と一緒に流れ落ちてしまうためです。また茎や葉が水分を多く含んでいると除草剤の浸透がよくないので、ある程度草全体が乾燥しているときに除草剤を散布した方が効果は表れます。
同様の理由で、朝露や夜露で除草剤が流れ落ちやすい夜間や明け方の散布も効果が下がります。

必ず防護してから散布を

液体除草剤 散布 特長除草剤を散布する際には、目や皮膚に付着しないように長袖・長ズボン・手袋・マスク・ゴーグルを必ず着用してください。
長袖・長ズボン・手袋は除草剤が肌に付着するのを避けるほかに、草むらで作業する際には虫刺され予防にもなります。また、液体除草剤を散布する場合は除草剤の飛沫を吸い込んでしまうおそれがあるため、口や鼻を保護するマスク・目の粘膜を保護するゴーグルがあるとより安心です。
液体除草剤は希釈して(薄めて)使用する場合が多いですが、散布は専用の噴霧器などを使用することをお勧めいたします。
もし噴霧器をお持ちでない場合はジョウロなどでも代用できますが、使用後のジョウロは洗剤できれいに洗浄してください。万一、除草剤の成分が残っていた場合、知らずにそのジョウロで花や野菜に水やりをしてしまうと枯らしてしまうおそれがあります。

除草剤の取扱いには注意を!

液体除草剤 散布 特長小さなお子様やペットのいるご家庭では厳重な注意のうえで除草剤を散布するようにしてください。散布した場所に立ち入ることが出来ないようにするなど、工夫をしましょう。
体内に取り込んだ除草剤は、大人にとっては害とならない量であっても、小さなお子様やペットなどの場合は身体が小さいため中毒症状を起こすことがあります。
除草剤を摂取してしまうことで起こる中毒を「除草剤中毒」といい、症状が重い場合は、命に係ることにもなりかねません。
除草剤は用法などをしっかりと守って使用すれば、かなり有効な雑草対策となります。
除草剤は、商品の説明書をよくお読みになり、しっかりとした対策をすることで安全にご利用いただけます。

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