園芸資材・農業資材・造園資材・花材の総合問屋、青森県平川市(弘前市のすぐそば)末吉商店です。植木鉢、肥料、園芸用・農業用の用土、薬品、造花、しめ縄、苗、球根・縄、ムシロ、カメなど東北で一番の取り揃えでお客様のご要望に応えます。

強い日差しから植物を守るには

暑い時期に花屋野菜を植える時には・・・

気温も高い日が続いて、春に植えた花や野菜は日差しや高温の毎日でもグイグイ伸び盛りだと思います。
ですがこれから植える花や秋冬に収穫する野菜には、この日差しや高温は要注意です。
今回はまだ体力が十分でない時期(人間で言ったら赤ちゃんから幼児期)の植物を手軽に守れる資材をご紹介いたします。

苗や撒種後の植物を高温(低温)から守る

日中35℃を超えることもある夏の時期。猛暑になって発芽や育苗で失敗したり、発芽した株が暑さで焼けてしまうといったこともあります。猛暑の中でも発芽や育苗などを失敗しないためには、ネット資材を上手に活用するととても便利です。
植物の定植後にあると便利なネットを4つご紹介いたします。

寒冷紗

育成ネット寒冷紗は防虫ネットや不織布と似ていますが保温効果、防風効果、遮光効果などがあります。そのため寒冷紗は初春など暖かくなる前では育苗などに使い夏は遮光目的、冬は保温や霜よけとして使われます。
寒冷紗はネットのように網目状になっていて保温性、通気性があり万能のように思えるかもしれませんが上手に使わないと黒い寒冷紗は特に遮光率が高いので日照不足のようになってしまうので季節や時期によって防虫ネットなどと使い分けると便利です。
網目も比較的大きいのでネットの上からでも水やりができますが反面、雨が多くなる梅雨の時期は湿度が高くなると根腐れをおこしたり、日照不足になったりするので気を付けましょう。

遮光ネット

育成ネット遮光ネットも寒冷紗と同じような役割があり光を遮りますが違いは遮光率と目の大きさにあり遮光ネット遮光率は高く、70%以上のものになるとほとんど光を通しません。また寒冷紗とは違い遮光ネットは遮光率に特化しているため遮光率が高いものは特に目が詰まっていて通気性はなく植物を育てる時には寒冷紗の代用はできません。遮光ネットは園芸だけではなく夏に窓辺に使用するなど、光を遮るときだけに使うので似ているようで違います。
“平織り”と“ラッセル織り”があり最近では両方の長所を活かした織り方もあります。遮熱性も求める場合はシルバー色を使用すると良いでしょう。

防虫ネット

育成ネット防虫ネットは寒冷紗ように使う荒く平織に織り込んだ布です。そのため防虫に特化した寒冷紗を防虫ネットという認識でも間違いはありませんが、防虫ネットは光を遮らず虫だけを遮ると思った方が良いでしょう。防虫ネットには害虫が嫌う光を反射させる素材が使われているものもあります。
寒冷紗や防光ネットに比べると網目が細かいので、害虫の侵入を防いでくれますが反面、網目が細かいので通気性は良くありません。

不織布

育成ネット不織布とは織っていない薄い化学繊維の布のことです。通気性がよく、保温・防霜などに使います。他の3つのネットと違いベタ掛けとして使用されることが多いです。
不織布には肉眼では目が見えずかなり小さ虫も防虫でき、熱がこもりやすく保温効果もあります。ただし目が見えないほど細かいので、保温効果がありすぎて暑い季節には不織布は使えなくなります。また不織布は水を通しにくい素材なのでネットをかけたままの水やりは大変です。

寒冷紗・遮光ネット・防虫ネットの使い方

日よけ不織布のように直接地面を覆うものではなくトンネル型やアーチ状の支柱の上にかけて使うので支柱と固定用のクリップが必要になります。支柱はホームセンターや100円ショップでも手に入りますが園芸用のクリップはなかなか手に入らないので洗濯用品や文房具などでも代用ができます。
トンネル型の支柱を50センチぐらいの間隔でぐらつかないようにしっかり土の中に差し込みます。この時背が高くなる植物を育てる場合は背のある支柱を用意するなど植物の特性に合わせて支柱を用意することがまず重要なポイントです。次に花壇や畝など必要な場所よりもやや大きめにネットを切ります。この時サイズがギリギリだったり短いと上手くトンネルのように掛けられずに隙間ができてしまうと、防虫効果などがちゃんと発揮できなくなるので注意しながら作業してください。
必要な大きさにネットが切れたら、トンネル型の支柱にかぶせてある程度位置を決めてしまいます。この時にシワがあっても後で調節できるので気にしなくても大丈夫です。バランスよく配置できたら後は支柱とネットをクリップなどで固定してシワができないようにしっかりと張りながら残りの部分を固定していきます。固定する時はトンネル型の上部ではなく下部で固定し余った所はよじってから大きな石でネットが飛ばされないように固定します。

ネットで育成する時の注意点

日よけ日本は高温多湿で特に梅雨時期は一気に雨がふり湿度が上がります。この状態で寒冷紗や防虫ネットを掛けていると、いくら通気性があるとは言え風がある程度遮られているので花壇や鉢植えは蒸れている状態になり加湿になりすぎます。そうなるとカビなどを原因とする病気が発生しやすくなり、根が水分で傷んでしまうと植物には逆効果になるのでネットを上手く使うには常に掛けておかず季節や天候など様子を見ながら外すことも大切です。
また、寒冷紗や防虫ネットは防虫効果もありますがこの状態だと一定の大きさのある虫なら益虫でも害虫でも入れません。そのため受粉が必要な植物などは人工授粉を手伝ってくれる昆虫が入れないので収穫ができなくなってしまいます。また水やりは基本的にはそのまますることができますが製品や状態によっては弾くようになる場合もあり、この場合はネットにぴったりとじょうろなどを付けて与えると水が通ります。

ネットを利用しない場合

日陰をつくるネットを利用しない場合の遮光の一つには、“葦簀(よしず)”を利用した遮光があります。葦簀は2~3メートルほどの“葦(あし)”をシュロ糸で結びつなげて作った簾のようなものです。
葦簀は軒下やベランダの吐き出し窓に立てかけて使うのが一般的であり、窓の高さより2、3割長いものが扱いやすいはずです。
外側に取り付けた葦簀は遮光率が80%前後になるとも言われます。
日陰をつくるこれは日射遮蔽物の表面で発熱するからであり、その点からも葦簀が大きな効果を発揮することが分かると思います。さらに、ジョーロを使って水をかけてやると、適度に水を吸い取ることができる葦簀は水が蒸発することによる気化熱で、外気より2、3度涼しい風が入ってきます。

まとめ

どの資材が適しているかは、自分の庭やベランダ・菜園などで各々の環境が異なるため実践して探っていくしかありません。資材を扱い慣れている農家さんでさえも、せっかくネットを張ったのに遮光率が高すぎたとか、予想より遮光率が低すぎたので二重掛けにしたなど試行錯誤をしている場合もあります。
まだまだ暑い日が続きそうです。日々の観察で、最適な資材を探り出していきましょう。

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