園芸資材・農業資材・造園資材・花材の総合問屋、青森県平川市(弘前市のすぐそば)末吉商店です。植木鉢、肥料、園芸用・農業用の用土、薬品、造花、しめ縄、苗、球根・縄、ムシロ、カメなど東北で一番の取り揃えでお客様のご要望に応えます。

お盆の由来・過ごし方

そもそもお盆とは?

盆・お盆とは祖先の霊を供養する行事です。
お盆の期間・お盆の時期には祖先の霊が子孫や家族の元に帰って来るとされ、盆の入りには迎え火を焚き祖先の霊をお迎えし、盆明けには送り火を焚いて送ります。

祖先の霊が帰ってくる

お盆 由来 過ごし方現代では、一般的に「お盆とは、年に一度祖先の霊が私たちのもとに帰ってくる期間」とされ、迎え火を焚いて祖先が迷わず当家に来られるようにしてお迎えし、戻ってきた祖先の霊の供養をします。やがてお盆の期間が過ぎると送り火を焚いてお送りします。この風習がお盆の風習として定着しています。

お盆の由来

お盆の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」と言います。
「盂蘭盆」はインドのサンスクリット語の「ウラバンナ」(逆さ吊り)または、ペルシャ語の「ウラヴァン」(霊魂)が語源だといわれています。また、お盆は供物を盛る器を表しているという説もあります。

起源

お盆 由来 過ごし方お盆行事の由来は、お釈迦様の十大弟子の一人目連上人が、神通力によって亡き母が地獄に落ち、逆さ吊りにされて苦しんでいると知りました。
「どうしたら母親を救えるでしょうか?」と、お釈迦様に相談したところ、お釈迦様は「夏の修行が終わった7月15日に僧侶を招き、多くの供物をささげて供養すれば母を救うことができるであろう」と言われました。
目連上人がその教えのままにしたところ、その功徳によって母親は極楽往生が遂げられたということから、精霊を供養する盂蘭盆会の行事が生まれたといわれています。
この盂蘭盆会の行事が日本の祖霊信仰と融合し、日本独自のお盆の風習がつくられていきました。

お盆の時期

夏の風物詩ともいえるお盆ですが、地域によって時期が異なることをご存じでしょうか?
お盆は、7月のお盆である新盆(7月盆)、そして8月のお盆である旧盆(8月盆)の2つがあります。

新盆と旧盆の違いは?

お盆 由来 過ごし方全国的にみると8月に行われる旧盆が主流ですが、7月15日を中心として行われる新盆が主流の地域もあります。
このように、お盆の時期が新盆と旧盆で異なるのはなぜかと言うと、明治時代に行われた改暦が関係しています。
改暦は明治時代に暦の国際基準化を目的として行われました。改暦に伴って日本の各行事は30日遅れとなり、もともと旧暦の7月15日に行われていたお盆も、改暦後には新暦の8月15日に行われるようになりました。
現在、新盆は東京を中心とした一部の地域のみで、大多数の地域は旧盆です。東京は新盆、その他は旧盆と、お盆時期のずれが定着した理由は諸説あります。
例えば、農業が盛んな地方の7月は農繁期で忙しいため、1ヶ月遅らせてお盆を行った説などです。
なお、新盆と旧盆の内容自体にほとんど差は無いとされております。新盆・旧盆だから行事や風習の内容が異なるのではなく、地域による差の方が大きいと考えられます。

お盆期間中の風習

お寺参り、お墓参り

お盆 由来 過ごし方お盆には自宅のお仏壇の前に、精霊棚を飾って祖先をお迎えし、菩提寺(ぼだいじ) の和尚様に回向していただき、棚経(たなぎょう)を唱えていただいたり、菩提寺へ行ってお墓参りをして祖先をご供養します。

迎え火、送り火

お盆 由来 過ごし方8月13日にお墓参りし、お寺で迎え火の火種をいただいてきます。
自宅に帰って来たら、家の門口や玄関に焙烙の器を置き、薪やオガラと呼ばれる皮をはいだ麻の茎を折ってつみ重ね、火をつけて燃やし合掌します。
これを迎え火といい、オガラを燃やしたその煙に乗って祖先の霊が家に戻って来るのを迎えます。外から内に入るように火をまたぐと、祖先の霊を迎えたことになります。薪やオガラは花屋さんやスーパーなどで手に入ります。
また、16日には送り火を焚いて、家に迎えた祖先の霊にお帰りいただきます。迎え火を焚いた同じ場所で、薪やオガラをつみ重ねて火を付け、内から外に出るように火をまたぎます。

お盆中の行事

盆踊り

お盆 由来 過ごし方元々は仏教行事であるとする説、歌垣の遺風とする説、原始信仰の儀式だったとする説など諸説あるようですが、室町時代あたりから始まったとされているようです。
平安時代、空也上人によって始められた踊念仏が、民間習俗と習合して念仏踊りとなり、盂蘭盆会の行事と結びつき、精霊を迎える、死者を供養するための行事として定着していったとされています。

灯篭流し、精霊流し

お盆 由来 過ごし方一般的には、お盆の行事である送り火の一種であるとされ、夏祭りや花火大会などと合同で行われることが多いようです。近年は海や川の汚染が問題になり灯籠流しを行わない地域も多いようです。
特に、長崎市を始め長崎県内各地では初盆を迎えた故人の家族らが、盆提灯や造花などで飾られた精霊船(しょうろうぶね)と呼ばれる船に故人の霊を乗せて、「流し場」と呼ばれる終着点まで運ぶ精霊流し(しょうろうながし)と呼ばれる行事が有名です。

五山送り火

お盆 由来 過ごし方京の夏の夜空を焦がす京都の名物行事・伝統行事です。
毎年8月16日に京都の五山で炎が上がり、お精霊(しょらい)さんと呼ばれる死者の霊をあの世へ送り届けるとされる行事です。
大文字が20時ちょうどの点火となり、反時計回りに20時5分から松ヶ崎妙法、20時10分から舟形万灯籠、20時15分から左大文字、20時20分から鳥居形松明が灯されます。

以前に関連した特集をご紹介いたします

もうすぐお盆 どんなお花を持って行こう?

「お彼岸」って何だろう?

切り花を長持ちさせるには

お墓参りのお花について

 

 

 

質問・問い合わせは、メール、お電話で受付けしておりますのでお気軽にご連絡ください。
お問合わせはこちら