園芸歳時記 令和七年十一月
園芸に関係する四季折々の気候や、栽培情報などを園芸歳時記と題して月ごとにご紹介しております。
過去に弊社ホームページで特集した内容など、この時期に閲覧していただきたい内容を今回は6項目に分けてご紹介しております。
これからどのような気候になるのか?どんな植物を育て始めようか?と思われている方にご参考にしていただきたいと思います。
【1】霜月<しもつき>
霜月は「しもつき」と読み、その意味や由来、語源にはいくつかの説が有るとされます。
もっとも有力だとされている説は「霜降り月、霜降月(しもふりつき)が省略されて「霜月(しもつき)」に転じたというものです。
もともと霜月は陰暦で使用されていた月名で、現在の太陽暦(新暦)では12月にあたります。この頃になりますと、そろそろ里にも霜の降りる季節ですね。
ほかにも、満ちた数字である十を上月とし、それに対して下月(しもつき)になったという説、その年の収穫を感謝する意味を持つ「食物月(をしものつき)」が省略されたという説があるようです。
11月頃に旬の野菜 ”ほうれん草”
11月になると寒さも一段と増し、北国では雪の降る日も多くなってきます。
そんな寒さが厳しくなる季節に旬を迎えるのが「ほうれん草」です。
スーパーや八百屋さんなどでは1年を通じて見かける野菜ですが、冬に収穫されたものは栄養価がより高く、甘みも強まるのが特長です。
冬の厳しい寒さに当てることで、ほうれん草が甘みを蓄え、えぐみが少なくなるように栽培する方法を「寒じめ(かんじめ)」といい、この時期くらいから市場に出回ってきます。
家庭菜園でも人気の野菜で、主に種で販売されており、春まき、夏まき、秋まきの種が販売されております。秋まき種の場合であれば、9~10月頃に種をまき、11~12月頃に収穫することができます。日差しはだんだん少なくなる時期ですが、害虫も少ないので栽培には適している時期といえるでしょう。
ほうれん草の食べ方
ほうれん草の食べ方として、おひたしや、和え物などが通年で食べられておりますが、この時期としては「鍋の野菜」が最も適しているのではないでしょうか?
鍋の野菜としてほうれん草を使う場合、生のまま具材として使用する方も多いと思われますが、下茹でをすることをお勧めいたします。
理由としては、ほうれん草にはえぐみを強く感じさせる「アク」が多く含まれており、このアクの正体は「シュウ酸」という成分です。下茹でをすることにより、アクを簡単に減らせることができるので、より美味しくほうれん草を食べることができます。
【2】11月の二十四節気
立冬【11月7日】
立冬(りっとう)とは、冬がはじまる頃です。木枯らしが吹き、木々の葉が落ち、はやいところでは初雪の知らせが聞こえてきます。真冬の寒さに備えて、冬の準備を始める時期でもあります。
冬の冷気によって大地が凍り始め、朝は霜が降りるようになり、夜はいっそう冷え込んでくる季節です。
小雪【11月22日】
小雪(しょうせつ)とは、雪が降りはじめる頃です。まだ積もるほどには降らないことから、小雪といわれたようです。冷たい北風が木々の葉を落とし、地面いっぱいに広がる落ち葉を見ると晩秋から冬に移っていることを肌で感じる季節でもあります。
【3】11月に需要が高まる園芸商品
収穫・贈答資材
11月はまだまだ果菜類の収穫期です。
また、収穫したお米などを、家族や親せきなどに送るのもこの時期です。
末吉商店は各種収穫・贈答資材を取り揃えて、収穫のサポートをいたします。
りんご収穫資材
青森県の津軽地方は全国でも有数のりんご生産量を誇ります。
弊社は、あらゆるりんごの生産資材を取り扱っており、もちろんダンボールやモールド、ネットなどプロの農家様から家庭の贈答用にも使用できる商材を取り揃えております。
お米収穫資材
収穫したお米を贈答用に化粧するダンボールや紙袋などを各種取り揃えております。この他にもお米柄のクラフトテープや品種ごとのラミネート袋なども取り揃えております。
ネズミ対策用品
収穫物が倉庫に入る頃はネズミの繁殖期とも重なり、この時期は一年の中で最もネズミの活動が活発な時期でもあります。
弊社は業務用から家庭用まで、あらゆるネズミ対策商材を取り揃えております。
水につよいチュークリン業務用
安心の日本製。プロの駆除業者も使っている耐水台紙で、水濡れに強く使用場所を選びません。
・衛生業者が実際に業務で使用している、耐水性の台紙と波型粘着剤を使用したシートです。
・殺鼠剤のような毒性物質を含まないので、安心してお使いいただけます。
ネズレスプロ置くだけ
・ネズミの嫌がる強力な臭いにより、ネズミの嗅覚を麻痺させて追い出す臭気タイプの忌避剤です。
・本品を常時設置することにより、ネズミに警戒心を与え近寄らなくさせます。
・分包のまま置くだけなので、取扱いが簡単です。
・臭いは約1~2ヶ月持続。成分には天然抽出物を使用しています。
土壌改良剤
植物にとって住居とも言える土壌、この土壌を改良してあげることにより、植物をより快適に成長させてあげることが出来るようになります。人間が住む住居も長年住んでいると、風化して傷んできたり、時には天災を受ける事もあります。土壌も何回も繰り返して使っていると、傷んでしまうのです。土壌改良剤は、言わば土壌のリフォーム剤です。
ビートルパワーファーマー
土壌において肥料や有機物を分解しながら植物の吸収できる栄養(無機物)となるには微生物は必要不可欠であり微生物の働きでその後の生育は大きく左右されます。
微生物は分解しにくい有機物(魚粕、種粕等)ほど分解工程で活性化して微生物のチカラを発揮させながら土壌中の有用物質となります。また微生物が多くなると土壌は柔らかくなり最終的には地力向上の手段の一つとして有機物を分解した腐植を増加し保肥力を高めて土壌は安定していきます。
・菌種(10 種類)菌数が豊富で好気性、嫌気性の菌を共棲。
・有機物の分解を速やかに行い肥料の吸収を助ける。
・微生物が活動した後の代謝物が植物へ好影響。
・土壌の生物性が豊かになり柔らかい土となる。
・原料:微生物、水、魚エキス
堆肥類
土壌に有機分や微生物がなぜ必要かと言うと、バクテリアなどの微生物は有機成分を食糧として、無機物の肥料分を生み出します。せっかく有機系の肥料を施肥したとしても、良性の微生物が土中にいないと植物は十分に肥料分を吸収できないということです。土壌を使い続けて有機分や微生物がいなくなり、収量などを十分に確保出来ないことを“連作障害”と言い、連作障害の対策としては、もみ殻・牛フン・生ゴミなどから作られる堆肥を土壌に混ぜる方法があります。
また最近では、水で薄めて土壌に撒くタイプや、土壌の土と混ぜるタイプの促進材なども販売されております。
冬囲い資材
11月も半ばを過ぎると各地で初雪のニュースが報じられます。
本格的な降雪となる前に、庭木を冬囲いすることをお勧めいたします。
弊社では、冬囲いに必要な荒縄・ネットなどの冬囲い資材を各種取り揃えております。
荒縄
荒縄は稲わらを編んで作られる天然素材のロープです。長所はとにかく見た目が綺麗であるのと、植物を傷めにくいという点です。
販売されている単位は長さでは無く、重さで表記されていることが多いので、縄の太さが細いほど同じ重量だと長くなるのに対して、太ければ同じ重量でも短くなります。
殆どの場合、玉巻きで販売されております。
防風・防雪ネット
防風・防雪ネットは、冬囲い用のポリエチレンで作られたネットです。
4㎜目のネットで、最大の長所は安価であり腐食しないので長く使用することが出来ます。
“こも”や麻布などに比べると非常に軽いので、初心者の方でも作業がはかどります。ハサミ等でカットするにも切りやすく“ほつれにくい”のも助かります。
りんご研究所参観デーに出展いたしました。
弊社では令和7年9月18日(木)に黒石市で開催された、「りんご研究所参観デー」にブースを出展し、商品の紹介と、展示品の即売をいたしました。
おかげさまをもちまして、多くの皆様にご来場いただき、盛況のうちに終了することができました。
これもひとえに、皆様のご愛顧の賜物と御礼申し上げます。
【4】雪が降る前に鉢やプランターのお手入れを‼
11月に入ると春に植栽した花や、家庭菜園での野菜栽培も跡片付けの頃合いかと思われます。
今シーズンの感謝と、来シーズンの準備ということも含めて、今年使った鉢やプランターを洗浄して、お手入れしてみませんか?
半年間土を入れ、植栽していた鉢やプランターは、病原菌や害虫が付着している場合もあり、そのままにしておくと次の春に植えた植物に悪い影響が出てしまうこともありえます。
この後本格的に寒くなってしまうと、洗浄するのが困難になってしまうこともあるので今のうちに洗浄作業をして、お手入れすることをお勧めいたします。
1.まずは水洗いで汚れを落とす
駄温鉢、素焼鉢、テラコッタやプラスチック素材の鉢であれば、タワシやブラシで、土やコケといった汚れをゴシゴシと洗い落とします。
陶器や磁器の鉢の場合は、強く擦ると傷が付いてしまうので、やわらかいスポンジや布を使い、水でやさしく洗い流します。
研磨剤入りの洗剤も表面を傷つけてしまうおそれがあるので、陶器や磁器には使わない方が良いでしょう。
2.次は漂白剤につけこんで
次に漂白剤を薄めた液に漬け込みます。
概ねプランターやプラ鉢で30分程度、大きいテラコッタなどは1週間程度漬け込む方もおられるそうです。
この作業で、雑菌や害虫の卵などを駆除してしまいます。
※陶器や磁器の鉢の場合は、漂白剤に浸けたりすると、変色してしまうことがあるので、この作業はしない方が良いと思われます。
3.漬け込み後は再び水洗い
漬け込みが終わりましたら、流水ですすぎます。
漂白剤や洗剤の成分が残ると、次に植物を植えた時に良くない影響を与えるおそれもあるので、しっかり洗い流しましょう。
4.最後はしっかり乾燥を!
最後にしっかりと乾燥してから保管するようにしてください。
特に陶器製の鉢は、生乾きだった場合に凍害を起こして割れてしまうことがあります。
しっかりと乾燥させてください。
以上、鉢やプランター類のお手入れ方法でした。
お気に入りの鉢は、繰り返し何シーズンでも使いたいものです。
そのためにも、シーズンオフ時にしっかりとお手入れすることをお勧めいたします。
【5】11月に農作業の始まる野菜
11月に種撒き、苗の定植などが始まる野菜の一例をご紹介致します。
※寒冷地や、温暖な地域などで差が出る場合もありますので、作付する地域の気候に合うように農作業を始めることをお勧めいたします。
| 作物名 | 一年/多年 | 生育温度 | 種まき | 苗植え | 旬の収穫時期 |
| 貝割れ大根 | 二年生 | 20℃前後 | 年中 | 年中 | 年中 |
| からしな | 二年生 | 15~20℃ | 8月~11月 | – | 11月~4月 |
| カリフラワー | 一年生 | 15~25℃ | 年中 | 年中 | 11月~3月 |
| キャベツ | 一年生 | 15~20℃ | 年中 | 年中 | 12月~6月 |
| クレソン | 多年生 | 15~18℃ | 9月~11月 | – | 3月~6月 |
| こごみ | 多年生 | 22℃前後 | 10月~11月 | – | 4月~5月 |
| 牛蒡 | 多年生 | 20~25℃ | 9月~11月 | – | 11月~2月 |
| さやえんどう | 一年生 | 10~20℃ | 10月~8月 | – | 4月~6月 |
| 玉葱 | 多年生 | 15~20℃ | 8月~10月 | 10月~12月 | 3月~4月 |
| 菜の花 | 二年生 | 15~20℃ | 9月~12月 | – | 1月~3月 |
| ほうれんそう | 一年生 | 15~20℃ | 年中 | 年中 | 11月~2月 |
| 芽キャベツ | 一年生 | 15~20℃ | 年中 | 年中 | 12月~1月 |
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